店長のひとりごと店長村岡が綴る日々雑感
私はしっている 2005/11/1
私はしっている。
友人Tが株をやっていることを・・・・。 私が知る限り、彼は野心家で、今は普通にサラリーマンを続けているが、株で当たったらきっと会社を辞めて何か事業を始めるだろう。 そう私は思っていた。
先日、丁度、彼と話す機会があり、その辺の事を率直に聞いてみた。
“T君、株でもうけたらどうするの?
「う~ん、きっと今の会社は辞めるだろうね。」
“やっぱり。 思った通りだ” (^_^
しかし、ここから先は思いがけない答えが返ってきた。「今の僕のこの年齢からすると日本で何か商売するにしてもたいした事はできないと思う。 がむしゃらに働けば別だけど、そこまではしたくないし・・・。 それよりも日本以外の他国で何かできないかと思ってね。」
えっ、いきなり世界進出?
「いや、別に海外でもうけようと思っているんじゃなくて世界の色んなところに目を向けると僕らが思うよりもずっと生活に困っている人達が多いと思うんだ。
金銭的な理由や環境的な問題で生活自体が満足にできず、それこそ生死に関わる状況で必死に生活している人達がいる。 そういう地域(国)では、物価が安いから、ちょっとしたお金が有効に使われるケースが多いんだ。
僕の知っているちょっと偉い知り合いが、この前、ある国のある地域に幼稚園を作ったらしいんだけど、それがたったの10万円でできたって聞いたんだ。日本で10万円持っていても、何かあればすぐなくなるお金だけど、同じお金でとても有効に使えて、そこの住民にとても喜んでもらえる・・・。
これはスゴイ事だと思う。 具体的にどこに何を・・・という事はわからないんだけど、もし、自分に余裕のあるお金が入れば、そういったことに使い道ができればいいなぁ~と、おもってね。」
友人Tの話を聞いていて自分達の事しか考えていない自分と友人Tを勝手に野心家に決め付けてしまった事がとても恥ずかしく思えて仕方なかった。
と、同時に広い視野を持った友人Tと友達である事が誇らしく思えてきた。
(友人Tって)いいやつじゃん!
“俺が出来ることがあったら言ってね そして何か変化があったら教えてくれ。” そう言いながら彼との話は終わった。
よぉ~し、私も自分の事だけでなく回りにも目を向けてみるか!
人に影響を受けやすい純な村岡であった。