店長のひとりごと店長村岡が綴る日々雑感
たかが洗車 されど洗車・・・ 2006/7/1
店長 村岡である。
私は、お客様の車は当然ですが、丁寧に、夜遅くまでかかっても文句の1つも言わず(たまにブツブツ独り言を言っているが)、ピカピカにする事に生き甲斐を感じている。
しかし、自分の家の車はというと、いつも後回しになるのである。マイカー:ストリームは、マイカーと言うよりマイワイフカー、つまり妻がたくさん乗っており、私は忙しいため乗る暇がない。
そのマイワイフカー:ストリーム、妻からよく「洗車して~!」と言われる事も多いのだが、なかなかその洗車ができないでいる。洗車だけなら30分もあればできる・・・と思いきや、始まると汚れがひどいため表面のザラザラが気になり、粘土をかけて付着物だけでも取ってみるか・・・と思う。そうするとせっかくだから水垢もとろう・・・などとはりきってしまって、結局3時間もかかってしまった。
30分のつもりが6倍の3時間!気楽に「洗車して~!」と僕に言わないで欲しい・・・と妻に言いたくもなる(言ないが・・・)。こんなふうに汚れた車を手がけるときりがない。ついつい要求以上のことまでやってしまう性分だ。マイワイフカー:ストリームは、そういうことが2回も続いたため、それ以来さわっていない(大げさだけど)。
妻もなかなか洗ってもらえないのがわかってきた様で、最近はガソリンスタンドの布洗車機を利用しているようだ。そんなある日、妻がストリームで店に乗り付けてきて、今から洗車に行って来ると言ってきた。すると急に雨が降り出し、妻「あーせっかく洗車しようと思ってたのに~。」そこで、私「雨が降ろうが洗車してくればいい。きれいに仕上がるのを見るのもいいが、塗装の為には、雨だろうが洗車する事は無駄にならない。かえって雨が降っているので拭き取る手間が省けるぞ。」(なんとも冷たく冷静な言葉)
そう、そうなのだ。前置きが相当長くなったが、実は今回はこれが言いたかったのだ。最近、自分で車を手洗いする人が少なくなってきた。これは、みんなが忙しく、洗車の時間をとることが難しくなっていることと、自分で洗える環境にないというのが原因だろう。
以前は自分の家の庭でせっせと洗車していた人も多かったが、最近はマンション住まいの人も多くなり洗車スペースがなく、洗車場も年々減ってきているため、ガソリンスタンドで任せる人が多くなってきている。毎回ガソリンスタンドにお願いするとお金もかかるので、セルフスタンドでのセルフ自動洗車機が評判だ。
だがセルフで洗うと拭き取りは自分でしないといけないので、それなりに準備が必要だ。
一般的に水道水には不純物が多く含まれており、塩素・カルシウム・マグネシウム等飲料するために必要なミネラル分も、車のボディに拭き取らずに残しておくと、必ずと言っていいほど水ジミが残ってしまう。雨水が乾いたものよりも、水道水の乾いた後の方がシミが残りやすい。
だから、洗車の後の拭き取りというのはとても大事で、時間をかけずにスパッときれいに拭き取る必要がある。特にこれからの暑い時期は時間をかけてはいけない。水分が短時間にすぐ乾いてしまうからだ。中途半端に拭き取っていると小さな水ジミが、目立たないものの、確実に残ってしまう。
これは自分で手洗いする時にも特に注意する必要がある。黒いボディの車を炎天下の暑いときに洗うなんて事は、シミをつくってくださいと言わんばかりで、普通の人は絶対してはいけないことだ。せめて雲りの日、陰になっているところで洗車しよう。そしていくら陰であっても、夏場は気温も高いので短時間で済ますことや、汚れのひどい時は下回りから始めて少しずつ上に進めていくなど、工夫が必要だ。洗車で大事なのは拭き取りである。いかに素早く拭き取ることができるかにかかっている。
不純物を98%カットした逆浸透膜浄水装置という機械がある。これを通した水は飲料用としては、ミネラル分も取り除くので味もそっけもなくなるのだが、車のボディには最高の純水となる。シミはほとんどできない。とても良いものだが、なかなかそんな水を置いている所もないし、コストも高くかかる。しかし当店はいつか導入したいと思っている。
話は元に戻るのだが、とても洗車に自信がない人、時間のない人、ずぼらな人におすすめなのが雨の日のセルフスタンドでの洗車。(布洗車機に限る)。お金も安いし、時間も早い。機械で洗車したら拭き取らずにそのまま乗って帰れるからだ。水道水の水は雨で流してもらえる。でも、洗車の後のきれいな車をまじまじと眺めたい人や、洗車後ボディ以外の細かい所まできれいにしたい人にはお勧めできないけれど・・・。
洗車とひとことで言っても、奥が深いことがわかっていただけただろうか。車ボディの塗装も年々良くはなってきているけど、その分デリケートな所もあったりして、そんなことも考えながら車もきれいに維持していかなければならない。またコーティングした車も洗車ひとつで、保ち方が全く違うのも事実だ。ぜひ、洗車を取り巻くいろんな環境を検討し、最善を尽くしていただきたい。
マイワイフカー:ストリームの3回目の洗車をいかに短時間で終わらせるか・・・しばらく検討しておこう。
格言:「たかが洗車、されど洗車」
※当店では皆様が少しでも早くきれいに洗車が出来るよう、洗車セットの準備や、洗車についてのアドバイスもしています。必要な方はお気軽にお問い合わせ下さい。