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店長のひとりごと店長村岡が綴る日々雑感

タケゾーMBCラジオ 2007/4/8

先日、長男タケゾーの書いた作文がラジオで紹介された。朝10:00から12:50にMBCラジオで放送される、悦ちゃんこと宮原悦子の「たんぽぽ倶楽部」という番組の、「みんなみんなありがとう」というコーナーだ。このコーナーは、パパママありがとうという題名で小学生が書いた作文をその子の声で紹介し、その作文を聞いたあと、その子のお父さんまたはお母さんに悦ちゃんが電話で子供についての話を聞くというもので、私もそういう番組があるのは知っていた。

ある日、MBCラジオから宇宿小学校へこのコーナーへ出演するためのオファーがあったらしく、学校側より子供たち家庭の方にもこの話が届いた。私も妻から話は聞いていて「一応、タケゾーにも作文書いてもらうから、もし選ばれたときはお父さんが話をするということでいい?」と言われていたが、まさか選ばれるなんて思ってないし、生返事のように軽くOKしていた。

ところがその数ヶ月後の、もうそんな話など忘れてしまっていた頃に、妻から・・・「タケゾーが作文を読むことに決まったみたい。お父さん、よろしくね!」

なんて言われて、・・・・「は~~~~っ」

聞くところによると、作文を書いた児童はかなり少なかったらしい。タケゾーのクラス1年1組においては、タケゾーただ一人だったとの事。そりゃー作文の良し悪しに関わらず、選ばれるわ!・・・・・と冷静に分析をしてみても、気持ちは高ぶるいっぽう。

しかし、決まったことだ、やるしかない!!と意気込む・・・問題はタケゾーが作文を読んだあと、悦ちゃんと電話で話をしないといけないこと・・・しかも生放送で・・・そこが一番の心配事だ。タケゾーの作文は、事前に学校の放送室で録音するらしいので、タケゾーは失敗しないし心配もいらない。しかし私は、悦ちゃんと電話口とはいえ、生で話をしないといけない。しかも5~6分も・・・。私はこの生放送というものがとっても苦手だ。なぜか・・・だって途中言葉に詰まったり、妙な事を言っても訂正がきかない。・・・「お父さ~ん、タケゾー君はいつもどんなお子さんですか?」などと質問されたら、なんと答えれよう。・・・困った。・・・でも決まったこと。決まった以上は楽しまなきゃ・・・と思いながら既に緊張していた。

放送3日前MBCラジオから打ち合わせの電話が入った。「当日よろしくお願いします。段取り的には・・・こうこう・・・でこんな感じです。そして、最後にお父さんからタケゾー君へのメッセージを言ってもらいますので、一言二言何か考えててください。」とのことだった。このコーナーが始まるのは、12時18分。その2~3分前にラジオ局から電話が入り、音声などの確認後そのまま待機するとの事だった。

そして遂に4月2日本番の日・・・なのだが、実は私は、前日一泊で福岡にて仕事の説明会に参加したので、鹿児島に帰ってきたのは4月2日当日の朝だった。店に出てきたのは10時過ぎ。もうあと2時間あまりで始まるではないか!・・・ソワソワする。・・・予約のお客さんと話をしたり車を磨いたりと、日常普通にする仕事だが手につかない。もう仕事の事よりMBCラジオの番組のことで頭がいっぱいだ。

タケゾーへのメッセージもなんとか考え、あとはMBCからの電話を待った。どんなことを聞かれるのだろう。タケゾーはどんな作文を書いたのだろう。ちゃんと話できるだろうか。直前にお客様が来たらどうしよう。待ってもらうか、などいろいろ考えた。とにかく落ち着かない。電話が来るまでがえらく長く感じた。時間は決まっているのに・・・。

そして12時15分、電話は鳴った。MBCラジオの担当者からだ。私の第一声「待ってましたよ~」簡単な打ち合わせの後、タケゾーの作文が流れるのを待つ。そして始まった。

タケゾーの作文の題名は「やさしいお父さん」だった。まだ、今度2年生になるタケゾーはかわいい、まだ幼さが残る声でそれなりに淡々と読んでいた。さすがに作文力があるわけではないが、私のことをいろいろと自分なりに見ていて書いてくれていた。途中私の眉毛の事とか笑えるところも少々ありながら。

作文が終わり、いよいよ悦ちゃんから私の紹介があり、電話の向こうから「お父さ~ん」の声。うわ~始まった~。緊張しながらも私も話しだす。悦ちゃん、話を聞きだすのがとにかく上手い。タケゾーの長所や特徴を上手く引き出すものだから、ついつい話しに夢中になり、生番組であることも忘れて余計なことまで話したくなりそうになったが、それは生放送の中、緊張感の中、何とか抑え気味に無難にまとめることができたと思う。メッセージも無難にと思いながら、少しぐらいインパクトがあったほうがいいかと、少し大声も張り上げてみた。ありがとうございました、の言葉で締め・・・無事・・・緊張から開放され、ホッとなった。フゥ~~~。

たった数分間の出来事でしたが、家族がまたひとつ同じ話題で盛り上がり、絆の深まる1日となりました。タケゾーは児童クラブでみんなといっしょに聞いていたらしく、タケゾーが帰ってきたときのうれしそうな顔が印象的でした~。

放送終了後すぐに電話で「聞きましたよ」との友人・知人・お客様からのあたたかい言葉もいただきました。ありがとうございました。

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