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店長のひとりごと店長村岡が綴る日々雑感

実家に帰った日曜日・・・ 2007/6/20

妻の実家に帰った日曜日の・・・・・いろんな話のはじまりはじまり~。

そこは・・・鹿児島県 志布志市 有明町 伊崎田というところ。
妻の両親は、私たちが帰るといつも笑顔であたたかく迎えてくれる。帰るたびにお米・野菜などを、車に乗りきれないほどたくさんもらって帰る。ほんと、ありがたい!

いつももらってばかりじゃ悪いと思うので、この日曜日は一緒に田植えを手伝うことになった。仕事の関係でなかなかタイミングが合わず、久しぶりの田植えだ。

その田んぼは、お義父さん曰く“身内の者が食べるだけの大きさなので、そんなに広くない”と言っているが、田植えの前だったせいか・・・私にとってはすごーく広めに見える。

手押しタイプの田植機で2条づつ植えていく。この機械を使うのは2回目だし大丈夫!と思いきや、前回やってから2~3年経っているためか・・・今回もなかなか苦労した。

自分では真っ直ぐ植えているつもりでもよく見るとほとんど、“よんごひんご”になっている。下の土も軟らかい所硬い所があって、そういう場所にはまると腕と肩に妙に力が入る。それでもまだ直線はいいが、一番難しいのは、狭いところでの切り返しやUターンだ。一回苗を上げといて片方のクラッチを切って回る。そしてまた、苗を下げて植えていく。この一連の動作が慣れないと難しく、気を抜くとパニックになってしまう。

そんな苦労を、横で長男タケゾーが“お父さんがんばれ!”とか“お父さんうまくいったね!”とか励ましてくれる。そんなこんなでなんとか進んでいき、一通り植えることができた。でもまだ終わりではない。全体をチェックして、苗が少ない所や倒れている所などを、もう一度苗を手に持ちながら修正していく。そして機械で植えられていない細かい所も手で植えていく。これもまた中腰状態でなかなかきつ~いのだ。やりながら汗がどんどん出てきて、メガネに落ちてくる。拭こうと思っても手が汚れているから簡単にはふけない。

途中から次男シューゾーも来たみたいで、虫を追いかけ大声を張り上げながら、走り回っている。タケゾーは“僕も手伝いたい”と言って一緒に田んぼに入って、苗を植えた。満足そうだった。

手で植える作業も一段落して片付けをしていると、なにやらお義父さんがニターと笑いながら横に流れている川に降りていった。手には大きな網を持っていた。私も含めタケゾー、シューゾーも興味深く見ていると、大きな石を動かしながら何か捕っているようだ。そこ5~10分の間にカニやエビが何匹も入っていた。すげ~!。タケゾーが虫かごを持ってきていたので、とりあえずそれに入れておいた。お義父さんの家に帰ってもタケゾー、シューゾーはずーっとカニを見つめていた。

また、夕方になると近くの親戚のおばさんがまだ生きているニワトリを大きな紙袋に入れて持ってきた。中でまだニワトリが動いている・・・タケゾー、シューゾーは怖がりながらも袋をツンツンしながら大騒ぎしていた。私たちが風呂に入っている間に、お義母さん達は見事にさばいていて、もう鶏肉になっていた。はやっ!しかもお持ち帰り分までできていた。

夕飯も食べて、さあ帰るぞ!、という時、シューゾーがなにやら泣きながら母に訴えている。川で捕ったカニを鹿児島で育てたいというのだ。

「そんな簡単に育てられないし、誰が世話するの?ダメダメ。」と言う母(私の妻)

に対し「僕が勉強してちゃんとエサもやって、一生懸命育てるから。」と必死に泣きながら説得するシューゾー。その間30分。どうしても引き下がらないシューゾーに根負けして鹿児島まで持って帰る事になってしまった。

そして・・・翌朝。

慣れない作業を久しぶりにしたせいか、ちょっと筋肉痛だ。さあ朝ご飯でも食べようとテーブルに座ると・・・な、なんと昨日のあのカニが食卓に並んでいるではないか!

妻はあっさり・・・「もう死んでたし・・・。」

シューゾーが気になって見てみると・・・「これすっげーおいしい!」と笑顔で食べていて・・・“なんのこっちゃあ~”・・・“昨日の帰りの30分は何だったんだー。”

PS:2才になった美咲はまたまた出番なし・・・です。

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